TENGA再評価

はじめに謝らなければなりません。

今までTENGAが気持ちよくないと何度も書いてきました。

申し訳ありません。

そんなことはありません。

TENGAで快楽を得られることが実証されました。

 

私の使い方が間違っていたようです。

これまでTENGAなどのオナホールは挿入した後、

上下運動は小刻みにするだけでした。

これが間違いの原因だったのです。

 

気がついたのは、

TENGA PREMIUM VACUUM CUP SOFT(プレミアムのソフト)を使った時です。

最初なかなか奥まで入らず、一旦出して、もう一度入れ直しました。

結果的に、出したり入れたりと大きく上下運動をさせることになったのです。

すると、どうでしょう。

ぅわぁ〜 気持ちいいィィィ〜

出し入れするたびに、とろけるような快感が走るではないですか。

 

そうか!TENGAは大きく上下運動させると気持ち良いんだ!

フィルマーの定理が解けた時ような驚きの瞬間です。

 

今まではチョコチョコとこじんまり上下させるだけで、

そこそこ気持ちよくなるだけでした。

しかし、大きく動かせば、得られるものもの大きくなることもある。

男なら、ドーンと行け!

 

ただソフトはちょっとゆるい気もしました。

そこで再びDEEP THROAT CUP(一般的な赤TENGA)の登場。

もちろん、上下運動は大きく、ピストンのように。

もう、瞬殺!

入れて3分も我慢できなかったです。

TENGAがこんなにも気持ち良いと気づけない私がバカでした。

 

まるで、クラスの好きでもない女子を街で偶然見かけたら、

私服姿がメチャクチャ可愛くて好きになってしまったような感じ。

もっと早く気づけば良かったのに。

でも、いま知ることができて良かった。

 

ただ、難点もありました。

まず、キツくて痛い。

私のは大きくも太くもないと思いますが、

入れにくい上に、挿入後も締め付けがキツくて少し痛かった。

すぐに慣れますが、当初は「大丈夫か」と少々気分的に萎えてしまいます。

それと、キャップが取りにくいことも気になりました。

中のローションが漏れ出ないために密閉する必要はありますが、

キャップが開けにくいと挿入にもたついてしまいます。

それでスムーズな進行が妨げられ、快楽が得られにくくなる原因になります。

これは始める際に開けて準備しておけばいいのかもしれませんが。

 

それを差し引いても、近年稀に見る快感を得られたことに変わりありません。

 

いや~ TENGAって本当に気持ち良いですね。

その後のTENGA

TENGAをいろいろ試しているものの、

どれも快楽を得られないまま時が過ぎて行きます。

闇雲に試していては埒が明かない。

TENGAのサイトにある「TENGA FITTING」を使って、

自分に最適な一本を探しました。

我がジョン君の全体の長さと太さ、頭の部分の直径を

入力すると、CGでジョン君の形が表示されるではありませんか。

ただ、ジョン君はちょっとひねくれ者で

先の方が曲がっているのですが、そこまでは再現できません。

で、感じるところを指定すると、出ててきました。

私に最適なTENGA様が!

AIR CUSHION CUP - TENGA 商品ラインナップ | TENGA(テンガ)公式サイト

 

Amazonのレビューでは、曲がった人でも使用感はいいとのこと。

これは期待が大です。

ということで、試してみました。

 

入れてみると、他のタイプと同じで、

ローションのヌメヌメ感で多少は気持ちいい。

ですが、それだけ。全然感じない。

しかも、エアーが入っているからか、上下させるとキュポキュポとうるさい。

 

価格は税別1,270円。値段に見合うとは言い難いな。

 

結局、TENGAは自分に合わないのか。

悩みが尽きぬまま夜が更けていくのでありました。

 

TENGAが気持ち良くない

ちょっと前からTENGAを使っています。

TENGAとは使い捨てのオナホで、

デザイン性と機能性に富み、

結構人気があるらしいです。

ネット上では気持ちいいとの声が多く、

それならと試してみました。

 

まずは、TENGAディープスロート・カップを使用しました。

これがTENGAの代表的な商品になるのでしょうか。

どんなに気持ちいいんだろうと思って挿入。

が、中のローションがヌルヌルするだけで全然感じない。

せっかくなので頑張って、何とか発射しましたが、

普通に手でやった方がいい。

 

TEGNGAには多様なタイプがあるので、

これは自分に合っていないだけかもしれない。

きっと「これだ」と思えるものがあるに違いない。

 

訳のわからないポジティブ思考で、

TENGA EGGシリーズを試してみることに。

タマゴのような形をしたシリコンで、穴に挿入すれば、

中の突起物による刺激で快楽を得られるとのこと。

 

最初に入れたのはWAVY。

中がベラベラと蛇腹のようになっていて、挿入すると

「寄せては返す波のような、絶え間ない快感に包まれます」と

紹介文に書いてあったので期待していました。

ところが、波はべた凪のようで、ローションのヌルヌル感しかない。

 

私のジョン君は肌が丈夫で刺激に強いのか。

それならば、ハードジェルタイプのSHINYではどうだ。

人気投票No.1の商品で、

「スクリュー突起が縦横無尽に動くことで、

ゴリッとした強烈な刺激が生まれます」と

自信をもっておすすめしている感じが満点。

これは楽しみ。きっと絶頂に到達するだろう。

が、これも期待はずれ。

確かに刺激はあったけど、強烈ではないし、

もちろん快感もない。

 

同じくEGGのハードジェル、CLOUDYも使ってみたけど、

SHINYと同様でした。

 

EGGは、どうやら自分のジョン君の形状と相性が悪いのか、

すぐ抜けてしまいます。

はずれないようにつけようとすると、空気が入って使いにくい。

コンドームを使い慣れてないと難しいのか。

私はコンドームを使う状況すらないからダメじゃないか。

 

それならまたカップタイプに戻るか。

そこで次は、ソフトチューブ・カップに入れてみました。

ヘアジェルなどが入っているようなチューブの形をしていて、

「 あなたの握りしめ具合に合わせて、

締めつけ感を自由自在に調整可能」だから、

これはいいかもしれない。

 

…今まで使ったものの中では一番いいかもしれないけど、

団栗の背比べ。

どれもローションがヌルヌルするだけで、快楽を得られません。

 

他のタイプもあるので、まだ結論は出せないでしょう。

しかし、なんでこんなに気持ち良くないんだろう。

私がおかしいのか。

 

って、そもそもなんでTENGAで悩まなきゃいけないんだ。

 

 

アラフィフの情けなく恥ずかしい悩み

金銭の対価として依頼するか。
想いを通じた形で成し遂げるか。
前者は思い立てばできるが、その後の不安がつきまとう。
後者は理想的だが、不可能に近い。
どうしたらいいか。
数ヶ月間、思い悩んでいる。

 

生まれてから47年間、女性にモテたことがない。
年齢=彼女いない歴ということになる。
一生無縁だと腹を括り始めた。
だが、少し前から思うようになった。
一度でいいから「抱く」という行為をしてみたい。
しかし、それを依頼する相手がいない。

 

うるさい!つべこべぬかさず「店」へ行け!
北方謙三先生ならそうおっしゃるだろう。
そう思って、お店をネットで探したこともある。
だが、しかしだ。
不安が頭をよぎる。
万が一、互いに想いを寄せ合う女性が現れたらどうする。
47歳にもなって「最初」を業者に委託した男をどう思うか。

 

プロの方にお願いするか、万が一に期待するか、悩ましい。

 

「万が一」の確率がそれより低いことは承知している。
私に好意を持つ女性が、この世の中にいるとは思えない。
でも、何が起きるかわからない時代だ。
何かのきっかけで自分にも運が巡ってきたら。
女性経験のない男が評価されるようになったら。
どちらも驚天動地の大変革だが、絶対にないとも言い切れない。

 

待てよ。
いつから私はそんなポジティブになったんだ。
基本的にネガティブ思考じゃなかったか。特に性愛に関しては。

 

小学4年生のころだったと思う。
テレビでアニメ『まいっちんぐマチコ先生』が放送されていた。
私は見ていなかったが、多くの同級生が見ていた。
ある時、日常的に俺をいじめていた奴がデマを流布した。
俺がエロい性格で、『マチコ先生』を熱心に見ていると。
同級生はそれを信じたのか、俺を嘲笑したり、避けたりするようになった。
以来、性的なことに悪いことと思うようになってしまった。
ひどく恥ずかしいことで、世間から非難されるものだと。

 

5年生、6年生になると、別のことでいじめられた。
授業中に当てられて間違った答えをしたら、
クラスの優等生連中からバカにされ続けた。
彼らにとっていじめる理由は、何だっていいのだ。
何か失敗すると、馬鹿にする格好の材料となる。
私は自己防衛のためにミスや汚点を作らないことを心がけた。

 

中学に入ってもこの状態は続いた。
困ったのが恋愛である。
授業で間違えた答えをしただけでいじめられるのだ。
もしフラれたという汚点が生じたら、
周囲からどれだけバカにされ、いじめらるか。
想像しただけで絶望的な気持ちになった。

 

一般論では、告白しても必ずフラれるとは限らない。
だが、中学生の俺には通用しなかった。
外見も性格も何一つ良いところがない。
恋愛=失恋でしかなかった。
恋愛→フラれる→周囲に知られていじめられる。
この負のスパイラルを避ける方策を考えた。
それは、恋愛をしても口に出さないことだった。
好きな相手に知られなければ、フラれることはない。
それで平穏な日常を過ごせる。
コロンブスの卵みたいなものだ。
実際に好きな子はいたが、想いを押し殺し続けた。

そのおかげか、いじめられることは少なくなった。
だが、想いを抑圧することは予想外につらかった。
その結果、恋愛そのものを避けるようになった。

 

今でもこの考え方が染み付いている。
恋愛は忌み嫌い避けるもの。
性的なことは恥ずかしく、世間から非難されるもの、と。

 

大学生になっても、社会人になっても、
恋をしても無駄なことだから、必死で想いを消すように努めた。
性欲はあるが、生身の体を求める気にはならなかった。
性愛はどこかの文化・風習が異なる別世界の話だと思っていた。

 

ところが、その考えが大きく揺らぐことが起きた。
きっかけは深夜のテレビ番組『ゴッドタン』(テレビ東京)だった。
2018年8月放送の「ウソつけない女オーディション」という企画で、
4名の女性タレントが経験人数や好きな体位などの質問に対して、
赤裸々に話していた。
AV女優以外の女性が性について語るのを初めて見た。
彼女たちに卑猥な印象がなく、楽しげであっけらかんとしていた。
見終わった後、自分の中にあった「殻」が消えて行く感じがした。
性的なことは特別悪いことでもないんじゃないかと。

 

自分は性や恋愛を避けてきた。
それは自分を否定することだった。
その自己否定の蓋が外れたのかもしれない。

 

「性」とは“りっしんべん”に「生きる」と書く。
今まで私は心を押し殺してきた。それが生き返ったのではないか。
だから、性行為をしたいと思うようになったのか。
いや、本当に求めているのは、行為そのものではない。
誰かに自分を受け入れてもらいたいのだろう。
その具体的な表れの一つとして、性行為を求めているのかもしれない。

 

わかっている。気づくのが遅すぎたのだ。
私は低所得の中年男。誰が好きになるものか。
やっぱり北方謙三先生のアドバイスに従った方がいいか。
だが、それは金に対する対価に過ぎない。

結局は堂々巡りだ。
かくして時間ばかり過ぎて行く。